Asahi Kasei

Recruitment

製造 樹脂製品

消費財事業部 樹脂製品製造部 フィルム製造課 第二製造係
工学研究科材料化学専攻修了 2018年入社

01

メーカーとしての社会的使命のもと

「逆風が吹けば吹くほど、なんとか成功させたいと思うタイプなんです」
大学院で、失敗を繰り返しながら試行錯誤を続ける研究生活を送ったことで培われた西村の“折れない心”が真価を発揮したのは、入社3年目にアサインされたあるプロジェクトでのことだった。
生肉包装用シュリンクフィルム『バリアロン®Sフィルム』の製造設備の老朽化に伴い、生産プロセス全体を移設することになった。移設とはいえ、実態としては工程の大半をつくり直すに等しい、大掛かりなプロジェクトだった。
「十数億円規模の投資が必要な計画でしたし、移設が成功する保証もありませんでした。むしろリスクを心配する声のほうが大きかったと思います。それでも、やるべきだと感じた以上、必ず成功に導きたいと思いました」
その決意の背景にあったのは、製品の安定供給に対する強い使命感だ。
「このフィルムを使ってくださっているのは、“牛肉のパッカーさん”と呼ばれる、枝肉を加工し流通向けに成型する専門業者の方々です。生肉包装用のシュリンクフィルムは、限られたメーカーで市場を支えてきました。もし当社が製造を止めれば、パッカーさんの業務に支障が出てしまうし、最終的にはコスト高などの形で消費者にも影響が及びます。だからこそ、安全で安定した供給を続けられる体制を整えることは、私たちに課せられた大切な役割だと感じたんです」
そこには、メーカーの技術職としての揺るぎない矜持があった。

02

逆風が強いほど燃える

プロジェクトは最終的に6年という長期に及んだ。
従来、この工場では設備設計を設備担当が中心となって進めるのが一般的な流れだったが、製造現場のニーズを設計に正しく反映させるため、あえて部門の壁を乗り越えて、設計段階から製造部が積極的に関わるよう、業務プロセスを変更。現場に寄り添いながら、安全で使いやすい設計を実現するための、非常に重要な取り組みだった。
「製造部や現場の意見を設備担当に伝えることはもちろん、こちらも機械の勉強をしながら、お互いが理解し合えるように話し合いを重ねました。調整や折衝は簡単ではありませんでしたが、プロジェクトを成功させるためには欠かせない取り組みだったと思います」
検討から設計、設備の立ち上げまで、最初から最後まで関わったのは3名。山も谷もあり、チームの気持ちが揺れる場面もあったが、それでも前を向き続けられたのは、互いに支え合える関係があったからだ。
「課長が疲れているのではないかと感じたときには、一緒に飲みに行って“もう少しで形になりますよ。一緒に頑張りましょう!”と率直に話したこともありました。今思えば生意気だったと思いますが、課長は笑って受け止めてくれましたし、真剣な気持ちを理解してくれていました。当時の課長とはよく飲みに行きますし、上司にも意見を伝えやすい、こうした風通しの良さは旭化成ならではだと感じています」
一方、別の管理職からは、プロジェクトのリスクを考慮した異論が出され、会議の場で意見がぶつかることもあった。
「強く反対されると、逆に“必ず成功させたい”という気持ちが引き締まりました。なにしろ逆風ほど燃えるタイプですから。設計がひと段落したとき、その方が“君は鈴鹿で一番の製造技術者だよ”と言ってくれたんです。この一言は素直に嬉しかったですね。もしかしたら私の性格を理解したうえで、あえて厳しい役回りをしてくれていたのかもしれません」

03

意識改革へのチャレンジ

現在担当している製品は『サンテックSフィルム®』である。生鮮食品や弁当、惣菜などに使われる、食品包装用シュリンクフィルムだ。直近の大きな課題は事業の収益性をさらに高めることである。
「生産プロセスの移設と新設に伴う大規模な投資を経て、今はより効率的な運営を追求するフェーズにあります。製造コストの削減や生産効率の向上に取り組んでいますが、何より重要なのは、製品に関わる全員の意識を変えていくことだと思っています。モノづくりに対して、よりシビアな視点を持ってほしいんです」
例えばトラブルが発生した際、すぐに設備を交換するのではなく、他の方法で解決できないかを徹底的に検討する。その思考の積み重ねが、最終的に大きな改善につながると考えている。そのため、部下からの提案に対してあえて異なる視点を示すこともある。
「そのときに簡単に引き下がるのではなく、しっかり考え抜いたうえで自分の意見を伝えてほしいんです。議論を通じて一緒により良い解決策を見つけたいと思っています」
部下に対しても、自らがそうであるように、逆境を力に変えて取り組む姿勢を期待している。時間はかかっても、それが意識改革につながると信じているからだ。
「係長になったことで、会社に貢献したいという気持ちがさらに強くなりました。性格的に、何ごともきちんとしていたいタイプなので、入社時から“仕事をする以上はしっかり会社に貢献したい”と思っていました。当社には、同じようなスタンスを持つ社員が多いと感じます。それは愛社精神と言い換えてもいいかもしれません」

04

目指すのは社長

製造職の面白さは、成果が目に見えやすく、誰かの役に立っている実感をダイレクトに得られるところにあるという。
「生産効率が改善できれば生産量が上がりますし、トラブルが減れば作業者が喜んでくれる。ユーザーのもとに伺った際に“この製品に本当に助けられている”と言われたときも、大きなやりがいを感じました。良い評価も厳しい声も含めて、反応を直接感じられるのが製造職ならではの魅力だと思います」
人に褒められることが好きで、「褒められるほど頑張ろうと思えるタイプ」と笑うが、それは裏を返せば“誰かの役に立てている証拠”でもある。
現在の目標は、全員が事業を自分ごととして捉え、主体的に行動できる組織をつくることだ。製造現場では、どうしても目の前の作業に意識が向きがちだが、だからこそ“一丸となって事業に向き合う風土”の醸成に力を注いでいる。
「もっと会社に貢献したいので、いずれは昇進も目指したいですね。役職が上がればその分、影響力も大きくなり、できることも広がります。将来的には、組織をリードする立場に立ちたいと思っています」
入社直後の研修で、同期の前で「いつかは社長になりたい」と宣言したことがある。「若気の至りですけどね」と照れながらも、その熱い志は今も変わらない。

休日の過ごし方

最近結婚したばかりなので、休日は妻と買い物に出かけたり、家で映画を観たりしています。時には少し遠出もして、人気のテーマパークや伊勢観光などに足を伸ばしています。もっとも結婚式がまだなので、これから式を挙げるために貯金もしなくてはと2人で話し合っているところです。

ある一日の流れ

出社、メールチェック、事務作業

ミーティング、生産状況確認

新規銘柄開発テーマ打ち合わせ

係内のミーティング

昼食

資料作成

係員と面談

現場巡回

交代者のテーマ検討会

DXツールの活用、フロー作成

退社。同僚・上司・部下と懇親会

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