生産技術開発 樹脂製品
消費財事業部 高機能パッケージング技術開発部 第一グループ
環境科学研究科先端環境創成学専攻修了 2020年入社

01
既存製品の品質向上に挑む
「私たちは業界のトップを目指し、挑戦を続ける立場にあります。そのために品質を高め、より優れた製品を生み出す挑戦を続けています」
大和谷が扱う製品は、生肉包装用シュリンクフィルム『バリアロン®Sフィルム』。スーパーや精肉店などに届けられる、ブロック肉の包装に使用されるフィルムだ。シェアを拡げるために必要なのは、まず品質のさらなる進化。食品用途である以上、安全性の確保も欠かせない。
「品質向上のために原料を変える必要があるのですが、それに伴って製造条件の最適化も必要になります。現在のミッションは、お客様に自信を持って届けられる製品として成立させるため、生産技術を確立することです」
品質アップに向けて優れた原料を選定できたとしても、実際の生産設備で安定して製造できなければ製品にはならない。だからこそ製造部と連携しながら、試作と検証を重ねて生産条件を固めていく。また、安全性に関しては品質保証部の力を借り、原料メーカーに対しても入念な確認を繰り返していく。
「入社してすぐは、まだ世に出ていない新製品の開発に携わりました。未知の領域に挑む仕事は大きなやりがいがありました。一方、現在担当しているのは、すでに市場で販売されている製品です。実際にお客様が使っているものだからこそ感じられる面白さがあり、その分難しさもあります」
ここでいう“お客様”とは、食肉市場や肉加工業者など、いわば“肉のプロ”。プロの厳しい視点に応え続けるためには、一切妥協のない開発姿勢が求められる。幸いにも現在の開発は順調で、1年後には市場投入できる見込みだ。
「世界中の“肉のプロ”に選ばれる製品に仕上げたいと思っています。その実現に向けて、妥協せず挑戦し続けることが今の原動力です」
大和谷が扱う製品は、生肉包装用シュリンクフィルム『バリアロン®Sフィルム』。スーパーや精肉店などに届けられる、ブロック肉の包装に使用されるフィルムだ。シェアを拡げるために必要なのは、まず品質のさらなる進化。食品用途である以上、安全性の確保も欠かせない。
「品質向上のために原料を変える必要があるのですが、それに伴って製造条件の最適化も必要になります。現在のミッションは、お客様に自信を持って届けられる製品として成立させるため、生産技術を確立することです」
品質アップに向けて優れた原料を選定できたとしても、実際の生産設備で安定して製造できなければ製品にはならない。だからこそ製造部と連携しながら、試作と検証を重ねて生産条件を固めていく。また、安全性に関しては品質保証部の力を借り、原料メーカーに対しても入念な確認を繰り返していく。
「入社してすぐは、まだ世に出ていない新製品の開発に携わりました。未知の領域に挑む仕事は大きなやりがいがありました。一方、現在担当しているのは、すでに市場で販売されている製品です。実際にお客様が使っているものだからこそ感じられる面白さがあり、その分難しさもあります」
ここでいう“お客様”とは、食肉市場や肉加工業者など、いわば“肉のプロ”。プロの厳しい視点に応え続けるためには、一切妥協のない開発姿勢が求められる。幸いにも現在の開発は順調で、1年後には市場投入できる見込みだ。
「世界中の“肉のプロ”に選ばれる製品に仕上げたいと思っています。その実現に向けて、妥協せず挑戦し続けることが今の原動力です」
02
大切なのはポジティブであること
製品開発に携わる中で忘れられないエピソードがある。医療用包装材料の製品開発・生産技術開発に取り組んだ、入社直後の経験だ。
「世の中にない新しいフィルムを自分の手でつくり上げていきました。ベンチ(試作台)ではうまくいっても、生産設備での試作では思うように形にならない。フィルム状にはできてもシワが取れないなど、次々と生じる課題に向き合い、それらを解決しながら完成度を高めていくプロセスは、本当に面白かったです」
それは、まさにモノづくりならではの苦労と醍醐味だ。当然ながら、お客様からは厳しい意見だけでなく励みになる評価もいただく。それらを丁寧に反映させて開発を進めていくことで、お客様とともに製品を完成させていく手応えと喜びを味わうことができた。
「何をやっても結果が出ず、改善の兆しすら見えないときは、正直心が折れそうになりました。そんなときは上司のサポートや製造現場の方とのディスカッションに助けられ、一つひとつ問題を解決していきました」
開発が停滞していると感じる厳しい局面でも、あきらめずに試行錯誤を続ければ、わずかでも前に進んでいる実感が得られる。その積み重ねが次の一歩を踏み出す力になり、自分を信じて歩みを止めない姿勢へとつながっていく。そうした前向きさは、開発に携わるエンジニアにとって欠かせない資質だろう。
「入社間もない若手にこれほどのテーマを任せてもらえたことには、今でも感謝しています。自分の考えで自由に取り組める環境は本当に恵まれていました。旭化成は大きな会社ですが、自分が歯車だと感じたことは一度もありません。自分の名前を刻める仕事に挑戦できる、そんな会社だと思っています」
「世の中にない新しいフィルムを自分の手でつくり上げていきました。ベンチ(試作台)ではうまくいっても、生産設備での試作では思うように形にならない。フィルム状にはできてもシワが取れないなど、次々と生じる課題に向き合い、それらを解決しながら完成度を高めていくプロセスは、本当に面白かったです」
それは、まさにモノづくりならではの苦労と醍醐味だ。当然ながら、お客様からは厳しい意見だけでなく励みになる評価もいただく。それらを丁寧に反映させて開発を進めていくことで、お客様とともに製品を完成させていく手応えと喜びを味わうことができた。
「何をやっても結果が出ず、改善の兆しすら見えないときは、正直心が折れそうになりました。そんなときは上司のサポートや製造現場の方とのディスカッションに助けられ、一つひとつ問題を解決していきました」
開発が停滞していると感じる厳しい局面でも、あきらめずに試行錯誤を続ければ、わずかでも前に進んでいる実感が得られる。その積み重ねが次の一歩を踏み出す力になり、自分を信じて歩みを止めない姿勢へとつながっていく。そうした前向きさは、開発に携わるエンジニアにとって欠かせない資質だろう。
「入社間もない若手にこれほどのテーマを任せてもらえたことには、今でも感謝しています。自分の考えで自由に取り組める環境は本当に恵まれていました。旭化成は大きな会社ですが、自分が歯車だと感じたことは一度もありません。自分の名前を刻める仕事に挑戦できる、そんな会社だと思っています」
03
ヨーロッパでの挑戦
「海外に行ってみないか」
上司からそう声をかけられたのは、入社3年目のことだった。紹介されたのは海外実務研修制度。入社以来、グローバルに働きたいとの希望を折に触れて口にしていたこともあり、若手のうちから海外に挑戦できる機会を得られたことに、思わず胸が高鳴った。
「こんなに早く海外に挑戦できるなんて、驚きました。想像していたよりもずっと早いタイミングでチャンスが巡ってきました」
海外志向は学生時代から胸の内にあったが、「私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。」というグループミッションに触れたことで、その想いはより明確になった。日本だけでなく、世界に向けてモノづくりをしたい、そんな気持ちが自分の中で強く形づくられた瞬間だった。
念願かなって赴任したのは、ベルギーの旭化成・感光材事業部の海外現地法人。期間は1年間。担当するのは、フレキソ印刷用感光性樹脂版のマーケティング業務だった。
「市場調査や展示会運営などに携わりました。英語が得意ではありませんでしたし、技術者としてキャリアを積んできた自分にとって、マーケティングはまったく新しい領域でした。だからこそ“開発したものをどう世の中に届けるのか”という視点が養われ、視野が一気に広がったと感じています」
未知の業務に挑む中で、自分には何ができるのか、どのように組織へ貢献するべきかを深く考えるようになった。この経験が現在の仕事にもつながり、ミッション達成に向けて主体的に動く姿勢がより強く根づいたという。
「仕事自体は簡単ではありませんでしたが、現地の日本人の先輩が生活面をサポートしてくれたので、大きな不安はありませんでした。旭化成には世界中に拠点があり、多くの日本人社員が活躍しています。グローバルに挑戦したい方にとっては、とても心強い環境だと思います」
上司からそう声をかけられたのは、入社3年目のことだった。紹介されたのは海外実務研修制度。入社以来、グローバルに働きたいとの希望を折に触れて口にしていたこともあり、若手のうちから海外に挑戦できる機会を得られたことに、思わず胸が高鳴った。
「こんなに早く海外に挑戦できるなんて、驚きました。想像していたよりもずっと早いタイミングでチャンスが巡ってきました」
海外志向は学生時代から胸の内にあったが、「私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。」というグループミッションに触れたことで、その想いはより明確になった。日本だけでなく、世界に向けてモノづくりをしたい、そんな気持ちが自分の中で強く形づくられた瞬間だった。
念願かなって赴任したのは、ベルギーの旭化成・感光材事業部の海外現地法人。期間は1年間。担当するのは、フレキソ印刷用感光性樹脂版のマーケティング業務だった。
「市場調査や展示会運営などに携わりました。英語が得意ではありませんでしたし、技術者としてキャリアを積んできた自分にとって、マーケティングはまったく新しい領域でした。だからこそ“開発したものをどう世の中に届けるのか”という視点が養われ、視野が一気に広がったと感じています」
未知の業務に挑む中で、自分には何ができるのか、どのように組織へ貢献するべきかを深く考えるようになった。この経験が現在の仕事にもつながり、ミッション達成に向けて主体的に動く姿勢がより強く根づいたという。
「仕事自体は簡単ではありませんでしたが、現地の日本人の先輩が生活面をサポートしてくれたので、大きな不安はありませんでした。旭化成には世界中に拠点があり、多くの日本人社員が活躍しています。グローバルに挑戦したい方にとっては、とても心強い環境だと思います」
04
1を100にする醍醐味
冒頭で語った「世界中の“肉のプロ”に使ってもらえる製品を」という志には、ベルギーで過ごした1年間の経験が強く影響している。その実現のためにも、まずは現在取り組んでいる『バリアロン®Sフィルム』の品質向上を成し遂げ、業界をリードする製品へと育てていくことが目標だ。
「自分は、研究が“0を1にする仕事”だとすれば、開発は“1を100にする仕事”だと感じています。お客様と直接やり取りし、実際の使用感や改善点をフィードバックとしていただきながら、世の中に必要とされる形へと製品を磨き上げていく。研究のように技術を深める面白さとはまた違い、“自分たちのつくったものが確かに誰かの役に立つ形になっていく”という実感が得られるのが、開発の醍醐味だと思います」
そして、現在取り組んでいる製品を市場に送り出すところまで、責任をもってやり遂げたいと語る。
「まだ担当の製品を上市する経験はありませんが、そこまでやりきれたときには、きっと開発者として大きな喜びを感じられるはずだと思っています」
将来は、もう一度海外に飛び出し、今度は赴任という形で自ら手がけた製品を世界へ届けることが夢だ。
「自分は、研究が“0を1にする仕事”だとすれば、開発は“1を100にする仕事”だと感じています。お客様と直接やり取りし、実際の使用感や改善点をフィードバックとしていただきながら、世の中に必要とされる形へと製品を磨き上げていく。研究のように技術を深める面白さとはまた違い、“自分たちのつくったものが確かに誰かの役に立つ形になっていく”という実感が得られるのが、開発の醍醐味だと思います」
そして、現在取り組んでいる製品を市場に送り出すところまで、責任をもってやり遂げたいと語る。
「まだ担当の製品を上市する経験はありませんが、そこまでやりきれたときには、きっと開発者として大きな喜びを感じられるはずだと思っています」
将来は、もう一度海外に飛び出し、今度は赴任という形で自ら手がけた製品を世界へ届けることが夢だ。
休日の過ごし方
最近同僚に誘われて始めたのが、パデルです。パデルとはテニスとスカッシュの要素を持ったラケットスポーツで、平日、仕事が終わってからスクールに通って汗を流しています。テニスを長くやっていた私にとってもパデルは案外難しく、少しずつ上達していく感覚が楽しいです。また、休日にはドライブで遠出し、温泉でのんびりと過ごしています。
ある一日の流れ
出社、メールチェック
ラジオ体操
実験設備立上げ、試作
昼食
試作
設備立下げ、実験結果まとめ
特許調査、資料作成
退社