技術営業 建材
旭化成建材株式会社 住建事業部
都市環境科学研究科建築学域修了 2018年入社

01
施工現場の課題解決に挑みたい
建築士として活躍し、あのアンコールワットの修復作業にも関わったという父親に憧れて選んだ専攻が、建築学。当初は設計や街づくりに興味を持っていた松倉は、建物の構造や工法など、いわば“建て方そのもの”を研究する建築構法の分野に触れる中で、施工現場の課題や技能者の役割にも関心を持つようになった。大学では、施工現場における進捗の見える化をテーマに、ハウスメーカーとの共同研究にも取り組んだという。
「就職活動で考えたのは、モノづくりの観点から施工現場の課題を解決したいということでした。ただ、ハウスメーカーだと、そのメーカーだけの仕事に限られてしまい、課題を解決できたとしても、貢献できる範囲は限られます。もっと広く業界全体に貢献したいと考えたときに頭に浮かんだのが、建材メーカーでした」
建材メーカーならば住宅はもちろんのこと、商業ビルやオフィスビル、公共建築など幅広い領域の建築物に携わることができる。
旭化成建材に関心を持ったきっかけは、後輩の研究を手伝った際に触れた断熱材「ネオマフォーム」だった。その高い断熱性能に驚き、強く印象に残っている。
「高い技術力に裏打ちされた、付加価値の高い製品を提供している企業だと、とても良い印象を抱きました」
さらに、入社の決め手になったのは、同じ大学出身の先輩社員を通して知った社風だ。
「上から言われたことをこなすのではなく、自分達のやりたいことに主体的に取り組んでいる印象を受けました。好きなことに伸び伸びと打ち込む姿が、とても魅力的でした」
「就職活動で考えたのは、モノづくりの観点から施工現場の課題を解決したいということでした。ただ、ハウスメーカーだと、そのメーカーだけの仕事に限られてしまい、課題を解決できたとしても、貢献できる範囲は限られます。もっと広く業界全体に貢献したいと考えたときに頭に浮かんだのが、建材メーカーでした」
建材メーカーならば住宅はもちろんのこと、商業ビルやオフィスビル、公共建築など幅広い領域の建築物に携わることができる。
旭化成建材に関心を持ったきっかけは、後輩の研究を手伝った際に触れた断熱材「ネオマフォーム」だった。その高い断熱性能に驚き、強く印象に残っている。
「高い技術力に裏打ちされた、付加価値の高い製品を提供している企業だと、とても良い印象を抱きました」
さらに、入社の決め手になったのは、同じ大学出身の先輩社員を通して知った社風だ。
「上から言われたことをこなすのではなく、自分達のやりたいことに主体的に取り組んでいる印象を受けました。好きなことに伸び伸びと打ち込む姿が、とても魅力的でした」
02
専門性を発揮し、信頼に応える
仕事内容は、ヘーベルの技術営業である。ヘーベルとはALC(軽量気泡コンクリート)で、旭化成の住宅「ヘーベルハウス」の主要な建材として使われている。軽量で火災に強く、断熱性・耐久性にも優れているなど、さまざまな特徴を持つ。この製品は住宅だけでなくさまざまな建築物に採用されており、販売店を通じてゼネコンなどに提供されている。
販売店やゼネコンなどから技術的な問い合わせがあった際には、営業担当に同行し、専門的な立場から詳しい説明を行うのが彼の役割だ。時には、意匠設計者や設計監理者に説明を行うこともある。
「ゼネコンや設計者は非常にシビアな視点でヘーベルの性能を見ています。その場では、大学で学んだ建築構造に関する知識を基に、専門的な内容をわかりやすく、丁寧に伝えるよう心がけています。私の説明次第でヘーベルの採用が決まることもあるので、責任は大きいですが、その分やりがいも大きいですね。販売店の方から感謝の言葉をいただくことも多く、それが励みになっています」
技術営業として現場での説明力が求められる中、入社後は、自己研鑽制度を活用して一級建築士の資格試験に合格。専門性を深めることで、設計者やゼネコンとの信頼関係構築にもつながっている。
ヘーベルの多くは外壁に使われ建物の顔となる。いま住んでいる家の近くにも、試行錯誤を重ねて完成させた建物があるそうだ。
「自分が携わった建物が街に残り、いつでも見に行けることがこの仕事の一番の醍醐味です。完成した商業ビルを訪れ、外壁のヘーベルを見るたびに“自分の仕事が形になった”という誇らしさを感じます」
また、現場から寄せられる製品に対する要望を集め、開発部門にフィードバックするのも技術営業の大切な役割だ。
「そうした現場の声から新たな製品が生まれることもあります。私もいつか、自分の提案から新しい製品が開発される日を目指しています。もちろん、これから入社される方にも同じチャンスがありますよ」
販売店やゼネコンなどから技術的な問い合わせがあった際には、営業担当に同行し、専門的な立場から詳しい説明を行うのが彼の役割だ。時には、意匠設計者や設計監理者に説明を行うこともある。
「ゼネコンや設計者は非常にシビアな視点でヘーベルの性能を見ています。その場では、大学で学んだ建築構造に関する知識を基に、専門的な内容をわかりやすく、丁寧に伝えるよう心がけています。私の説明次第でヘーベルの採用が決まることもあるので、責任は大きいですが、その分やりがいも大きいですね。販売店の方から感謝の言葉をいただくことも多く、それが励みになっています」
技術営業として現場での説明力が求められる中、入社後は、自己研鑽制度を活用して一級建築士の資格試験に合格。専門性を深めることで、設計者やゼネコンとの信頼関係構築にもつながっている。
ヘーベルの多くは外壁に使われ建物の顔となる。いま住んでいる家の近くにも、試行錯誤を重ねて完成させた建物があるそうだ。
「自分が携わった建物が街に残り、いつでも見に行けることがこの仕事の一番の醍醐味です。完成した商業ビルを訪れ、外壁のヘーベルを見るたびに“自分の仕事が形になった”という誇らしさを感じます」
また、現場から寄せられる製品に対する要望を集め、開発部門にフィードバックするのも技術営業の大切な役割だ。
「そうした現場の声から新たな製品が生まれることもあります。私もいつか、自分の提案から新しい製品が開発される日を目指しています。もちろん、これから入社される方にも同じチャンスがありますよ」
03
トラブルから発足したプロジェクト
現在、彼が中心となって推進しているのが「ヘーベルスマートファクトリープロジェクト」だ。発端は、工場の設備トラブルをきっかけに工程管理が乱れ、場内物流が混乱したこと。多くの顧客に迷惑をかけた苦い経験を踏まえ、営業部長とともに安定生産と効率化を目指すプロジェクトを立ち上げたのである。
「要因の一つは、製品の流れを正確に把握する仕組みが十分でなかったことでした。私は初任が技術開発部で工場勤務の経験もあり、営業の現場も理解していたことから、このプロジェクトを任されることになりました」
彼はトレーサビリティ(追跡管理)や工程管理の改善に向けて工場へ足繁く通い、「何が問題だったのか」「どうすれば防げるのか」を各部署に丁寧にヒアリング。管理手法や読み取り方式の検討、試行錯誤を重ねながら実装の可能性を探った。建設現場では施工品質や基準上の制約もあるため、文献調査やヒアリングを通じて導入可否を慎重に判断していく。デジタル化が遅れがちな業界ゆえ、現場に適した方法を見つけるには地道な検証が欠かせなかった。
「初めてのプロジェクトリーダーとして、開発の面白さと難しさを実感する毎日でした。思い立ったらまず試してみるという姿勢で動き、社外の協力先とも信頼関係を築きながら大人数をまとめる経験を通じて、調整力や推進力といったマネジメント面でも大きく成長できたと感じています」
プロジェクトを進める中で製品構造や工程への理解が深まり、実情に即した管理手法のアイデアも生まれていった。それは製品ごとの追跡が容易になるだけでなく、施工現場の作業効率向上にもつながるものだ。入社時に描いた「施工現場の課題を解決する」という想いが、このプロジェクトで形になりつつある。
「自分のやりたいことに挑戦できている実感が一番のモチベーションです。難しい局面があっても不思議と苦にならない。就活時に感じた“好きなことに打ち込める社風”を今、体現していると思います」
プロジェクトは現在も進行中で、本格導入はもう少し先になりそうだ。
「製品情報のデジタル管理は施工だけでなく、建物完成後の維持管理にも活用できる可能性があります。竣工後の新しい価値もこれから探っていきたいです」
「要因の一つは、製品の流れを正確に把握する仕組みが十分でなかったことでした。私は初任が技術開発部で工場勤務の経験もあり、営業の現場も理解していたことから、このプロジェクトを任されることになりました」
彼はトレーサビリティ(追跡管理)や工程管理の改善に向けて工場へ足繁く通い、「何が問題だったのか」「どうすれば防げるのか」を各部署に丁寧にヒアリング。管理手法や読み取り方式の検討、試行錯誤を重ねながら実装の可能性を探った。建設現場では施工品質や基準上の制約もあるため、文献調査やヒアリングを通じて導入可否を慎重に判断していく。デジタル化が遅れがちな業界ゆえ、現場に適した方法を見つけるには地道な検証が欠かせなかった。
「初めてのプロジェクトリーダーとして、開発の面白さと難しさを実感する毎日でした。思い立ったらまず試してみるという姿勢で動き、社外の協力先とも信頼関係を築きながら大人数をまとめる経験を通じて、調整力や推進力といったマネジメント面でも大きく成長できたと感じています」
プロジェクトを進める中で製品構造や工程への理解が深まり、実情に即した管理手法のアイデアも生まれていった。それは製品ごとの追跡が容易になるだけでなく、施工現場の作業効率向上にもつながるものだ。入社時に描いた「施工現場の課題を解決する」という想いが、このプロジェクトで形になりつつある。
「自分のやりたいことに挑戦できている実感が一番のモチベーションです。難しい局面があっても不思議と苦にならない。就活時に感じた“好きなことに打ち込める社風”を今、体現していると思います」
プロジェクトは現在も進行中で、本格導入はもう少し先になりそうだ。
「製品情報のデジタル管理は施工だけでなく、建物完成後の維持管理にも活用できる可能性があります。竣工後の新しい価値もこれから探っていきたいです」
04
小さな努力を積み重ねたい
仕事のモットーは、「当たり前のことを当たり前にできるようにすること」。高校時代、サッカー部の先生に教わった言葉だ。
「旭化成は人財の宝庫。博士課程を修了した人をはじめとして優秀な方がたくさんいます。その中で私は決して抜きん出た存在ではないため、パスを一つひとつ繋いでいくように、愚直に小さな努力を積み上げていくことを大切にしています。そうした姿をちゃんと見て、評価してくれるのも旭化成という企業の素晴らしいところです」
今は、技術営業として一つひとつの案件に真摯に向き合い、販売店からの信頼を確立することが第一の目標だという。また、並行して進めている「ヘーベルスマートファクトリープロジェクト」の完遂も大きな挑戦の一つだ。
そして、その先に見据えているのは、受け継がれてきた経験や知見とDXの融合である。社内には長年のノウハウが蓄積されているものの、まだ十分に可視化されていない情報や紙資料も多い。「こうした“宝の山”をテクノロジーの力で整理し、世代を超えて共有できるリソースにしていきたい」と彼は語る。
「膨大な情報の整理をどう進めるかというのが最初の大きな壁でしょうね。でも、きっとそれも一つずつ取り組んで乗り越えるしかない。私らしく、自由に挑戦していきたいと思います」
「旭化成は人財の宝庫。博士課程を修了した人をはじめとして優秀な方がたくさんいます。その中で私は決して抜きん出た存在ではないため、パスを一つひとつ繋いでいくように、愚直に小さな努力を積み上げていくことを大切にしています。そうした姿をちゃんと見て、評価してくれるのも旭化成という企業の素晴らしいところです」
今は、技術営業として一つひとつの案件に真摯に向き合い、販売店からの信頼を確立することが第一の目標だという。また、並行して進めている「ヘーベルスマートファクトリープロジェクト」の完遂も大きな挑戦の一つだ。
そして、その先に見据えているのは、受け継がれてきた経験や知見とDXの融合である。社内には長年のノウハウが蓄積されているものの、まだ十分に可視化されていない情報や紙資料も多い。「こうした“宝の山”をテクノロジーの力で整理し、世代を超えて共有できるリソースにしていきたい」と彼は語る。
「膨大な情報の整理をどう進めるかというのが最初の大きな壁でしょうね。でも、きっとそれも一つずつ取り組んで乗り越えるしかない。私らしく、自由に挑戦していきたいと思います」
休日の過ごし方
ゴルフが好きなので、仕事を通じて仲良くなった友人と練習したり、コースに出たりしています。一緒にダブルスの大会にも出場しました。
(奥さんの許し、寛大さのおかげで自由にプレーできています)
(奥さんの許し、寛大さのおかげで自由にプレーできています)
ある一日の流れ
出社、1日のタスク整理
メールチェック
社内会議
昼食
移動、施工現場訪問
帰社し、問い合わせ対応、提出資料作成
開発テーマ検討
1日の業務を整理して退社