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西園健吾

経験で磨かれた、
知識と直感を頼りに

2013年入社
電気情報システム工学専攻科卒

西園 健吾

KENGO NISHIZONO

生産技術本部 設備技術センター 延岡設備技術総部
延岡第一設備技術部 第一計装技術課 動力担当

西園健吾

独り立ちしてからが勝負

高専本科では情報工学を学んでいたが、電気にも興味があったため専攻科へ進学。その裏には、もう一つ理由があった。
「本科生の時に旭化成の説明会へ行き、いろんなことに挑戦していろんなものを作っていると聞いて、魅力を感じました。ただ、情報工学科からの採用枠が当時はありませんでした。専攻科に進めば採用があったので、進学を決めました」。地元・鹿児島の隣県が拠点ということも手伝って、旭化成に入社したいという希望を胸に、情報工学はもちろん電気の知識も活かせる場面がくることを想定して、電気についても学んだ。
念願の入社後は、設備技術部の計装技術課に配属され、延岡動力部第3火力発電所の保全・設備工事担当として、計器のメンテナンスや制御装置の保守・運用、設備の導入検討を任された。しかし当時は、二人体制で先輩の影となっているだけだった。「まだ学生気分が抜けきれていませんでした。先輩についていけばなんとかなるだろうと安易に考えていましたね」。
ところが、頼りにしていた先輩が、別のプロジェクトチームへ異動。必然的に計装設備の主担当の仕事が、西園に降ってきた。「いざ一人になったら、何もわかりませんでした。原理・原則を理解できたとしても、それを他の担当者に分かりやすく説明することが難しかったですし、分からないながらも必死に食らいついていきました」。
入社3年目の西園が第3火力発電所の計装設備の主担当として背負うことになったのは、レオナ原料・繊維を製造している延岡の長浜地区工場の責任。業務が滞り、万が一、発電所全体の制御を担うDCS(分散型制御システム)が故障すると、ボイラー・タービンの運転に支障をきたしてしまう。計装担当として独り立ちするしかない状況に追い込まれた西園にとって、仕事と真剣に向き合う日々が始まった。

西園健吾

止めるわけにはいかない状況での判断

計装の主担当となってすぐ、西園に試練が訪れた。火力発電の要である、蒸気タービンに異常が発生。タービン軸の位置が変動してしまうという現象が起きたのだ。西園に、この現象の原因解明が求められた。「誤ってタービンを停止させてしまえば、大損失につながりかねません。内部で何が起きているのかを目で確認することができない状況のもと、原因分析をする必要がありました。センサーは正常かどうか、タービン軸の指示はどのような変動をするのか…。様々な角度から調査して、試行錯誤を繰り返しました。」
タービンの構造を理解することから始まり、製造メーカーへのヒアリングや現場調査等を経て、タービン軸の位置を検出するセンサーに、温度依存性があり周囲温度の影響で指示が変動してしまうことが分かった。「これを上司や運転課、機械の担当者へ、言葉で説明することが当時は難しかったです。この時が、振り返ると一番きつかったですね」。各主担当者が集い検討会を開催。計装設備担当として西園も肩を並べ、無事に応急対策を実施した。
ボイラー・タービンを停止して行う定修(定期検査・修理)は、2年に1度。タービンのトラブルの後にあった定修では、主担当として定修に臨んだ。トラブルの原因であるセンサーをとりかえることができ、タービンが停止している定修のタイミングで、恒久対策を実施することができた。また、このときタービン軸の軸受にも、実際に異常が発生していることが分かった。
「定修では、ボイラー・タービンを止めて確認してみないと、分からないこと分析できないことがたくさんあります。1回目の定修は先輩と一緒でしたが、2回目の定修は、メンテナンスから設備工事まで自分でやりました。定修は、様々な部分を実際に見ることができます。この経験があったからこそ、計装設備のことを理解できるようになりました。」
設備技術課は、定修を経験してこその業務。この段階に足を踏み入れないと、キャリアアップはできない。「やっていくうちに慣れてきて、わからずに考え込んでいたことから抜け出せるようになります。経験することで、頭の中で仮説立てができるようになりましたし、最近は直感でできるようになりました。それは、経験があるからこそですね」。
トラブルはいつ起こるかわからない。もちろん起きてほしくはない。ただピンチをチャンスにできるように、成長できる機会だと捉えられるように、西園は常に前向きな姿勢でいるようにしている。

西園健吾

IoTを活用して、さらなる発展へ

西園が学生の時は、IoT(Internet of Things)という単語もまだなかった。「今の業務や火力発電設備にIoTは活かせるのか興味が湧いていますね。もっぱら勉強中です。」という西園は、メーカーの話を聞きに行ったり、IoT関連のエキスポにも足を運んで、IoTをいかに活かせるのか模索している。
IoT活用として、現在取り組んでいる主なテーマは二つ。一つは、火力発電設備のセンサデータをビッグデータとして収集し、ボイラー・タービンの最適な運転・制御のための機器を導入すること。これにより、安価なコストで発電・蒸発することを狙っている。
もう一つは、異常予兆検知システムの導入。例えば、突然ボイラー内部の水管が破孔し、給水が漏れてしまうとボイラーは緊急停止し、損失を被る。そういったことを未然に防止するための検知システムを検討中だ。「水管が破孔する予兆を集約されたビッグデータを解析することで、事前に検知できればボイラーを計画的に停止でき、損失を防げます。ただ、予兆を検知したとしてもそれが本当にトラブルなのか。果たして事前に行動できるのかなど、今はまだ問題点はいろいろあります。過去に発生したことがない、未知の異常・トラブルの検知は最新技術だと思い、検討しています」。
業務には、未知のトラブルがある。そのトラブルを、ビッグデータの解析によって検知モデルを、構築することができれば検知できるのではないか。西園は、先進技術の可能性を信じて、次なる発展へと進もうとしている。
「導入の結果はもちろん大事ですけど、プロセスを大事にしていきたいですね。IoTの活用という面からも、延岡の発電所全体に貢献していけたらと思って取り組んでいます。」
西園は今、新たに大きなプロジェクトを背負っている。これからも、その時々で延岡動力の要となっていくだろう。そのためにも、新しい技術を積極的に開拓している。それが、今後の発展に貢献する糧になると信じて。

地産の美味しさを存分に味わう

同郷の奥さんと一緒にドライブへ出かけるのが、休日の過ごし方。都農町の野菜が新鮮で美味しいため、道の駅までドライブ。採れたて野菜を買って、自宅で鍋を囲んでお酒を飲みながら、夫婦団欒を楽しんでいる。

西園健吾